3月東部例会 蝶花楼桃花氏(落語家)

「努力続ければ報われる」 女性落語家 蝶花楼氏が講演
日本海政経懇話会東部例会(新日本海新聞社主催)が11日、鳥取市永楽温泉町のホテルモナーク鳥取であり、女性落語家の蝶花楼桃花氏が「夢の実現」をテーマに講演した。男性社会だった落語界で自身の立ち位置を確立し、子どもの頃の夢をかなえた経験から、諦めないことの大切さを訴えた。
蝶花楼氏は、幼少期から「表現者として舞台に立ちたい」という夢があった。約20年前、師匠である春風亭小朝の落語を聞き、物語の情景が脳裏に繊細に浮かんだ衝撃から入門を決意。弟子入り当時は女性の落語家が珍しく、兄弟子から「女性には教えない」と厳しく突き放されたこともあった。それでも真剣に修行に取り組むことで周囲に次第に認められ、15年後には女性で10人目となる真打に昇進した。
憧れていた宝塚歌劇団への入団を身長の低さを理由に諦めたという過去があったが、落語家になった後、元宝塚女優の大地真央さんが主演するミュージカルに起用された。芸の幅を広げるために習った三味線がきっかけだった。
蝶花楼氏は「努力し続けることで挫折した経験もいつか違った形で報われる」と強調。ひたむきに自分の「好きなこと」を追求する重要性を説いた。

