6月例会

 

 日本海政経懇話会東部例会(新日本海新聞社主催)が13日、鳥取市永楽温泉町のホテルモナーク鳥取で開かれた。元衆院議員の杉村太蔵さんが「どうなる? 日本の政治・経済と私たちの未来」と題して講演。小泉純一郎元首相を引き合いに「すてきなリーダー」像を解説した。
 杉村氏は2005年の郵政選挙で大勝した自民党から比例候補として出馬し、初当選した。最年少当選だった歩みを紹介しながら、小泉元首相の人柄に触れ「ご機嫌でいることは大事。機嫌がいいと人、情報、知恵、お金が集まる」と説いた。「思い込みを排除し、客観的なデータと真実を探求する」ことの重要性も訴え、共感を得るための「アウトプット」を鍛えるよう聴講する経営者らに呼びかけた。
 杉村氏は議員当選直後に「料亭に行ってみたい」などと発言して党幹事長から注意され、世間から批判を浴びた後、落選して焦燥感を抱く中、テレビのバラエティー番組出演の依頼があったエピソードも披露。「何が評価してもらえるか分からない」と人生の妙を語った。