4月東部例会 門田隆将氏(ジャーナリスト)

日本海政経懇話会東部例会(新日本海新聞社主催)が9日、鳥取市のとりぎん文化会館であり、作家でジャーナリストの門田隆将氏が「私たちは『国家の難題』をどう考えるべきなのか」をテーマに講演した。中国の反日教育に危機感を抱き、核抑止力などに持論を展開した。
門田氏は、中国の小学生が劇で日本兵を銃で撃ったり、幼児らが日本兵の姿をした的に物を投げたりする様子など、中国の反日教育についてインターネット上の投稿動画などを交えて紹介。「このような教育が幼稚園や小学校で行われている」と説明した。
中国の保有する核ミサイルが7発あれば日本を消滅させられるとする動画やインフルエンサーが投稿した「現代中国人の使命は日本人を神の下に送ることだ」などと訴える動画が監視社会の中国のネット上で残っていることに触れ、「中国共産党からコンセンサス(合意)を取っている」と指摘。いつ日本が核攻撃を受けてもおかしくない状況と懸念して、米国との核共有など、抑止力を持つ必要があると述べた。